ガンについて
尾崎クリニック 歯科医師の加須屋です。
以前に、口腔ガンんついて書かせて頂きましたが、今回は全身のガンについてです。
日本では年間約100万人以上がガンになり、30万人以上が亡くなっていると言われています。
まずはじめに、口や鼻から人体に入るものは、すべて法律で規制されています。
食品・添加物などは食品衛生法、飲料水は水道法、空気は大気汚染防止法、医療品は薬事法、ではタバコは???。タバコに関してのみ法律で規制されていません。
一本のタバコの煙の中には2000種類の化学部質と約60種類の発ガン性部質が含まれています。ガン患者の約30%はタバコが原因と言われており、ガンにならないためにはまず、禁煙することが必要かと思います。
ガンは長い時間をかけて発症する慢性の病気であると言われてます。そのため、予防と検診が重要です。不運にも検診でガンが見つかった場合、治療となります。治療が功を奏し、治癒した場合は問題ないですが、ガンの進行が早く手遅れであった場合は、緩和ケアへと移行していきます。
日本では保険制度があることで、必要な時に医療機関を受診できます。そのため、先進国においてガン検診の受診率は最低のデータです。体に不調があり、病院を受診し、ガンであると診断された場合は、進行しているガンである場合が多いのが現状です。
今、ガンは70%予防できる世界であると言われています。予防には、塩分を控える、脂っこいものは控える、緑黄色野菜や果物を食べる、適度な運動など、健康増進で言われていることが重要な項目としてあげられています。
早期発見のために検診が重要となります。全身のガンを検索するために行う検査は少し高額ですが、治療などの期間などを考えると、年に一回の検診を行うことで、ガン予防につながるのであれば、それほど高額ではないかと思います。
今、ニュースにもなっていますが、ガン治療において一般的であった手術療法、化学療法、放射線療法に加えて、新たに免疫療法が加わりました。体内に入っガン細胞や病原体などの異物を取り除くために備わっている人間の免疫機能を利用する治療法です。この免疫機能を高める薬が『オプジーボ』です。費用がかかる薬ではありますが、難治性のガンに対する効果が報告されており、今後保険適応になるガン病名も増えていくことでしょう。
もちろん、以前から行われている、手術療法、化学療法、放射線療法の精度も格段と上がってきています。手術支援ロボットを使用して手術する『ダヴィンチ』、陽子線や重粒子線を使用してピンポイントにガン細胞を攻撃する放射線療法、近赤外線でガンを治す光免疫療法など、まだまだ治療方法は進化しています。
まずは予防と定期的な検診をしっかり行うことが重要でしょう。
当院では、ABC検診をはじめ、超音波エコーを使用した検診をおこなっています。
木曜は17:00-20:00で内科の夜診を行なっており、お仕事終わりに受診して頂けますので、ぜひご利用ください。
お電話して頂き受診していただくとスムーズです。
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