当院について

ごあいさつ

私は、大阪大学歯学部歯学研究科を1977年に卒業し、大阪大学歯学部附属病院、大阪警察病院、大和銀行医務室(現りそな銀行)、カルフォルニア大学ロサンゼルス校インプラントセンターと勤務し、歯科、口腔外科、顎顔面外科の診療に携わってきました。
その後、2005年に大阪市中央区で開業し、『体の健康は口から』を理念に掲げ、患者さんに安全で最善の治療を提供することに努めてまいりました。また内科を併設することにより、医科歯科連携した治療を提供できる環境を整え、より充実した治療が可能となっております。
尾崎クリニックは患者さんの全身の健康をサポートしてまいりたいと思っております。

尾崎クリニックについて

医療法人MO会尾崎クリニックは、もともと平成17年歯科医院として開設しました。
平成22年に内科を併設し、患者様により良い治療を受けて頂くために医科と歯科が連携して協力し合い、診療を行うことを可能としました。

尾崎医院長の経験 & 当院の特徴

大阪大学の恩師

私が大学院時代ご指導頂き、恩師として尊敬してやまない河村洋二郎大阪大学名誉教授です。
世界で初めて、口腔領域に生理学を「口腔生理学」として導入なさった権威です。私はその河村先生から「口は身体の中で唯一の大切な多機能器官であり口の中のすべての組織が身体全体と繋がっている。
だから歯科であっても身体全体の組織、器官を見ていかなければならない」というトータルな視野をたたきこまれました。
ですから、私は大学院卒業後、臨床に携わるようになってから、一生懸命その実践に努めてきました。
歯科であっても「歯だけ」「口だけ」診るのではなく、「患者さんの全身状態―基礎疾患の有無をしっかり把握すること」が大切です。
患者さんのかかりつけ内科或いは当クリニックの内科と綿密な連携をとった上で歯科診療を行っているのです。

大阪警察病院での経験

大阪大学大学院を卒業してからは大阪警察病院歯科口腔外科で研鑽を積みました。
警察病院は総合病院ですから、「口は身体全体の一器官」という視点のもとに(歯科)診療を実践するにはうってつけでした。
口腔外科の手術であっても、術前には当然のこととして、患者さんの全身状態をチェックした上で手術に臨んでいました。
術中の万一の異変に備えて全身管理が行えるように全身麻酔、救命救急法などを学び、身につけました。
形成外科や耳鼻科など各診療科の厚い壁をこえて連合した手術も行っていました。
それらの実践を通じて、「患者さんにとって安全でより良い治療を提供することが最も大切である。」と確信を強めるに至りました。

インプラント治療の最先端を行くUCLAでの研修

現在でも日本の歯科インプラントは世界のスタンダードから5年~10年は
遅れているといわれています。1980年―1990年は最も悲惨で、顎骨にダメージ与えるものが主流でした。
そのために生じてしまった問題や不都合を「何とかしてくれ」と私のもとに駆け込み受診して来られる患者さんを多く診ているうちに、私自身安全なインプラントを求めるようになりました。
世界に目をむけるとアメリカカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)歯学部インプラントセンターでは当時でさえ、既に学問としての「インプラント学」を確立し、最先端のインプラントを展開していました。
そこで、私は、1991年単身で渡米、世界の第一人者として活躍しておられたピーター・モイ教授に最も高度な治療法を学びました。
そこでは、歯科インプラントだけではなく、頭頚部のガンや、事故で顔面の一部を失った患者さんに 対して頭頚部外科、形成外科、口腔外科、人工ボディ技師などがティームとして連携し、疾患に対して十分な治療を行うだけでなく完全な社会復帰ができるように患者さんと向き合う診療が行われていました。
その事にもカルチャーショックと共に感銘を受けた私は、日本に戻ったら「自分でも医科歯科がしっかりと連携した医療を実現させたい」との思いを一層強めることになりました。

歯科と医科、併設の必要性

「全身を見据えた歯科医療」「医科歯科」という考えは異端視されており、歯科は歯科、内科は内科といった形で、関係のないものであるという認識の元、医療行為が行われていました。
しかし近年、「糖尿病、心疾患、骨粗鬆症などの全身疾患と歯科との関係性」がテレビや新聞などで報道されはじめたことで、「全身疾患」と「歯科」の繋がりが認識されはじめてきました。
また、高齢化社会に向かう日本においては、より密に医科と歯科が連携した治療が必要となってきます。
当院では、今後必ず必要となる医科歯科連携した治療を行っていきたいと思っております。