身の回りで親知らずを抜いて頬がパンパンに腫れているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。結論としては、残念ながら腫れてしまいます。他の歯はすんなり抜けるのに、なぜ親知らずを抜くとなるとあんなに腫れるのでしょうか？

答えは歯を抜くために骨を削る必要があり、その際に炎症性メディエーターと呼ばれる、炎症を起こす物質が骨と粘膜の間に飛び散ってしまうからなのです。目に見えるような物質ではないため、これを完全に取り除くことは不可能です。当院では安心・安全に親知らずを抜いた後、しっかりと水で洗い流すことによって、少しでも腫れがましになるよう努めております。術後も抗菌薬や痛みを抑え炎症を鎮めるお薬を処方し、患者様ができるだけ不快な症状に悩まされないようサポートして参ります。

ここまで読んで「あれ？親知らずじゃなくても腫れたぞ？」あるいは「親知らずじゃなくても削ったな。」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。答えは簡単、親知らずでなくとも歯を抜くために骨を削らなくてはならないケースが存在するためです。腫れに関しては元々炎症があり歯ぐきの腫れが残った状態で歯を抜くと腫れがひどくなることもあります。

読み進めているうちに気になることが出てきた方も多いのではないでしょうか。ブログだけではかゆい所に手が届かないかもしれません。そんなときは一度是非当院に足を運んでみてください。当院には口腔外科医も在籍しており親知らずの抜歯も可能です。もう少し話を聞いてみたい、親知らずじゃないけど一度診てもらいたい所がある、といった方は是非一度お越しください。どんな小さなことでも結構です。クリニックでお待ちしております。