超音波検査とは?
尾崎クリニック歯科医師の加須屋です。
年明け最初は、江那先生から超音波検査について説明していただきます。
超音波検査は、人の耳には聞こえない音(超音波)を体内にむけて発し、その反射をもって画像を映し出すものです。痛みもなく、被爆の心配もないので、妊娠中の方、人工弁やペースメーカーの手術を受けられている方でも安心して検査していただけます。
総合病院などと異なり、短い待ち時間で簡潔に検査できます。レントゲンでは発見されにくい初期の病変等も見つけれる可能性があり、検査の第一選択としても選ばれるようになってきています。
検査できる種類としては、
・腹部: 肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、子宮、卵巣、前立腺などの腹部臓器全般
・心臓: 心筋梗塞、心肥大、弁膜症、先天性心疾患
・乳腺: 乳がんをはじめとするあらゆる乳腺疾患
・甲状腺: 甲状腺腫瘍や甲状腺萎縮
・下肢静脈: 静脈瘤や深部静脈血栓症の評価、むくみの原因など
・下肢動脈: 閉塞性動脈性硬化症の評価、冷感の原因など
・頸動脈: 動脈硬化、脳梗塞や脳塞栓の評価(高脂血症、糖尿病、高血圧症の方に有用な検査)
・その他: 上肢血管検査、腎動脈、整形(筋肉や腱)、表在性の腫瘍の検査など
があります。検査後、内科担当医の診察が必要となります。
また、当院では歯科インプラント手術前の全身検査の項目に、超音波による頸動脈、唾液腺の検査を行なっております。実際に、腫瘍の発見、唾液腺の萎縮などがあり連携病院へと紹介させていただいた患者様もおられます。
腹部の検査の際は、4時間前から絶食でお願いします。水分摂取は可能です。
検査時間は約10分と短時間ですので、検査希望の方はスタッフにお声掛けください。
この投稿へのトラックバック
トラックバックはありません。
- トラックバック URL
この投稿へのコメント