虫歯と歯周病 歯を残すことの大切さ!

尾崎クリニック 歯科医師の加須屋です。

ホームページをリニューアルさせて頂きました。

お電話、お問い合わせからメールでも質問が可能ですので、症状、治療費など気になることがありましたらお気軽にお尋ねください。

最初少し、虫歯と歯周病について書かせていただきます。虫歯と歯周病は歯を失う原因の大部分を占めています。

【虫歯】の初期症状としてはしみて痛い!と感じることが多いです。歯は手入れをせずに放置すると虫歯になります。虫歯が進行すると痛くなりますが、歯の神経は熱い、冷たい、かゆいなどを感じることはできず、すべてを痛みとしてしか表現できないという性質をもっています。知覚過敏かなと思うこともありますが、この時の受診が重要です。ほっておくと体の防御機能が働き、症状がなくなることがあります。しかし、忘れた頃に再度痛みを自覚し、その時には大きな虫歯になっていることが大半です。この時起こるのが、夜間痛、要するに寝てる時に痛くて目がさめる、ズキズキと頭痛がする、肩や首が痛い、上の歯が痛いのか下の歯が痛いのかわからない歯痛錯誤があらわれてきます。この時は、痛み止めを飲んでもほとんど効かないので、すぐに歯科医院を受診することをお勧めします。ここまで進むと、麻酔をして歯の神経治療が必要になってきます。時間がなくて今は歯科に行けない時は、応急処置として、患部を冷やすか、とにかく痛み止めを常用することで症状を軽減してください。

【歯周病】の初期症状としては、歯茎から出血することが多いです。虫歯と同時に進行し、清掃不良、磨き残しにより歯の周囲に歯垢が蓄積し、細菌によって、歯の支えとなる骨が炎症を起こしなくなっていきます。進行すると歯が揺れてうまく噛むことができなくなり、最悪の場合、歯がなくなってしまいます。出血が怖いから磨くのをやめていると、徐々に歯を支える骨が吸収してきます。初期の段階であれば、しっかりケアすれば必ず治ります。自宅での歯磨きで進行をゆっくりにすることはできますが、汚れすべてを取り切ることは不可能です。歯医者にある器具を使用して専門的なクリーニングをすることが必要です。

最新のデータで、歯が20本以上ある人は0本の人に比べ寿命が長いだけではなく、健康寿命(誰の手も借りず自立した生活)が長いことが報告されました。日本の平均寿命は世界でもトップクラスであるにも関わらず、平均寿命と健康寿命との間に9〜12年の差があります。この期間をできるだけ短くし、健康な状態で社会生活を営むには、運動機能、学習能力、記憶能力の維持が重要であると言われています。要するに、口の健康を維持することが大きな要素であることは間違いありません。何もない時こそ、歯のメンテナスが大切です。

歯科治療の目的は『健康で社会的な生活を行うためである』と思います。

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